「オタモイ遊園地」の跡地の再開発を検討する小樽商工会議所は、2021年3月にオタモイ開発特別委員会を設置し、家具・インテリア製造の小売業大手のニトリから寄付を受けた5千万円の調査費を活用した現地調査等を実施、「オタモイ開発基本構想」を策定しました。

オタモイ開発基本構想の4本柱は以下のとおり。
・ウェルカムセンター(専門ガイドの管理の下、オタモイを体験する流儀を学ぶ施設)
・夢の跡地(かつてオタモイ遊園地があったエリアに休憩・展望施設や海からの出入口を設置)
・オタモイテラス(オタモイ遊園地跡を一望できる展望台)
・ポンモイへの道(ウェルカムセンターから西へ約3kmのポンモイ岬への遊歩道の整備)

オタモイ基本開発構想は小樽商工会議所Webサイトにて公表されています。
 https://otarucci.jp/wp-content/uploads/2022/11/2022-11_tokushu_01.pdf
 https://otarucci.jp/wp-content/uploads/2022/11/2022-11_tokushu_02.pdf

【オタモイ遊園地】
1936年(昭和11年)に小樽市のオタモイ海岸に建てられた大規模レジャー施設で、断崖絶壁に建てられた高級料亭「龍宮閣」を中心に相撲場や海水浴場、宴会場等がある一大行楽地でした。戦争が始まり衰退、戦後の1952年(昭和27年)5月に営業再開を予定するも前日に龍宮閣が焼失。その後施設は撤去されました。龍宮閣があった場所へ通じる遊歩道も崖崩れの危険があるとして現在は通行止めとなっています。


オタモイ開発基本構想(小樽商工会議所公表資料)

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