※「おれんじえひめ」と「おれんじおおさか」は姉妹船(同型船)なので、客室や船内設備は同じです。ここでは主に「おれんじおおさか」の画像を使って紹介しています。
オレンジフェリー「おれんじえひめ」「おれんじおおさか」はすべての客室が個室で、「ロイヤル」「スイート」「デラックスシングル」「シングル」と「シングル+」の4クラスあります。ここでは「デラックスシングル」を紹介します。
「デラックスシングル」は、4階のアウトサイドにある窓付きの客室で、「シングル」や「シングル+」と比べて床面積が約3倍の広さがあり、出入口の扉は外からも鍵で施錠できるほか、洗面台やテレビ、クロークが備え付けられていて、一気にグレードがアップします。
また、自転車旅の人向けには、「マイバイクステイサービス」と呼ばれるプランもあり、軽車両運賃を追加で支払うことで、客室に自転車を持ち込むことができます。
ただし、「ロイヤル」や「スイート」と違い、客室内にトイレやシャワー等はありませんので、これらは、部屋から出て、共用のトイレや大浴場を利用することになります。
「シングル」や「シングル+」よりベッド幅が少し広くなり、枕元に室内照明の操作パネルや電源コンセントが備わります。画像中央に見える枕元の物入れは、テレビのリモコン置き場。
枕元の照明操作パネルと電源コンセント。
洗面台上の照明以外はここで点灯・消灯することができ、電源コンセントも付いているので、スマホ等の充電に便利です。
扉付きのクロークは、一人で使うには十分な容量で、下部に荷物を置くこともできます。
エアコン操作パネルと照明スイッチ、館内放送の音量調整つまみ。
シングルデラックス以上の客室は、部屋ごと空調の種別、温度・風向き・風量を調節することができます。
「シングル」「シングル+」と比べると、運賃に2千円程度の差がありますが、差額以上の価値があり、「ロイヤル」や「スイート」は、客室定員に満たない人数で利用するには貸切料金(1人分の運賃の半額)が追加発生するため、1人で乗船する場合は「デラックスシングル」を選択するのが最適かと思います。