北海道小樽市のオタモイ遊園地跡の再開発について計画を進めていた小樽商工会議所は、家具・インテリア製造の小売業大手のニトリからの支援を受け、「オタモイ基本開発構想」を策定しましたが、多額の事業費(施設整備のみで15億円を試算)を要し、地元自治体であり、所有者である小樽市が他地区の開発を優先していることから、計画を事実上凍結することを決定しました。

オタモイ基本開発構想(最終計画案)は小樽商工会議所Webサイトにて公表されています。
 https://otarucci.jp/wp-content/uploads/2024/05/2024-05_tokushu_01.pdf
 https://otarucci.jp/wp-content/uploads/2024/05/2024-05_tokushu_02.pdf

【オタモイ遊園地】
1936年(昭和11年)に小樽市のオタモイ海岸に建てられた大規模レジャー施設で、断崖絶壁に建てられた高級料亭「龍宮閣」を中心に相撲場や海水浴場、宴会場等がある一大行楽地でした。戦争が始まり衰退、戦後の1952年(昭和27年)5月に営業再開を予定するも前日に龍宮閣が焼失。その後施設は撤去されました。龍宮閣があった場所へ通じる遊歩道も崖崩れの危険があるとして現在は通行止めとなっています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください